フランスの食卓を語る上でコンヴィヴィアリテという言葉は欠かせません。
「食卓で経験する満足感・幸福感」といったような意味です。
フランス人が家族や友達同士でテーブルを囲み
美味しいチーズやパン、旬野菜について語り合ったり、
たわいのない人間関係のおしゃべりをしたり、ワインをつぎあい
ゆったりと時間を共有する。
お互いを思いやりながら円滑にコミュニケーションを取り、
それを明日を生きるエネルギーにしている姿。
私の解釈は、こんな感じです。
彼らのその能力の高さに私は感服!
益々フランスに惹き込まれることに。
食いしん坊が多く、コンヴィヴィアリテという素敵なエスプリの根付くフランスは、私にとっては楽しく、心地よく、そして学ぶことの多い国であります。
大学卒業後、フランスを目指したあの直感は正しかった。
つくずくそう思います。
私が20代のころからこの肌で感じ、
このカラダで味わってきたきたコンヴィヴィアリテという大切なエスプリは
おそらく人を人らしくあらしめるために必要な感覚。
南青山・骨董通りの裏手にひっそり佇むわたしの小さな教室へ
縁あって通ってくださっている生徒のみなさんと、
コンヴィヴィアリテをゆるりと紡いで行けたら。。。
そう願いながら毎回のレッスンをしています。