自分らしさ ー幸せの秘訣
自分らしさ。
それは、「自分らしく在る=自然体」という姿勢。
幸せでいるには自分らしく生きること。
それには「他と比べない」という姿勢が大切かも知れません。
私がフランスで得た最も大きな宝は、
ル・コルドンブルー料理学校のディプロムではなく、
フランス人と接し、彼らの生き方を間近で見て学んだ
「人生を楽しむコツ=幸せの秘訣」でした。
それは言い換えるとこんなことです。
「人の目を気にする必要はない。
直感を大切にし、自分に正直に生きる。
そうすれば人生は楽しくなる。」
当時、20代前半の私に、
フランスはそういった思考を教えてくれました。
人に迷惑をかけない。
これが唯一のルールです。
私は、大学卒業後すぐに単身渡欧。
22歳~24歳までの3年間をイギリスとフランスで過ごしました。
目的は大好きなフランス料理を身につけること。
母、友達、先輩。
そのほぼ全員が
「料理で身を立てるなんて、何のコネもないんだから無理に決まっている。
夢を描くのはやめて、おとなしく就職したほうが良い!」と私に言いました。
「好きなことを仕事にして、おばあちゃんになるまで楽しく生きたい」
そう言って母を何ヶ月もかけ説得し、留学しました。
さまざまな経緯があり、はじめはロンドンで学び、その後パリへ。
(詳細は「運命の出会い@ラムズゲイト」)
パリでは全くフランス語を話せない状態からのスタート。
実は、料理も実家でほとんどしたことのなかった私…。
言葉と料理。
この二重苦を背負い、必死に努力をした日々でした。
言葉は、フランス人の同居人Arnaud(アルノー)と
アパルトマンをシェアしたおかげで、意外にも早く身につきました。
料理のほうは、はじめは野菜もろくに切れない劣等生で苦労の連続。
けれど、楽しさのほうが勝り、最後はコルドンブルーのディプロムを無事得て目的達成!!
大反対を押し切っての渡欧から30年経った今年(2019年)の2/6。
こんな小さな私の教室がクスパアワードで全国1位を頂けたのは奇跡です。
「他と比べない」「本当に好きなことをする」という生き方(これがわたしにとっての自然体)だったから自滅せず、のびのびと楽しくやって来られた。
そんな気がしています。